
結論:LINE公式アカウントのリッチメニューは、予約、相談、料金、アクセスなど、利用者が探している情報へ進みやすくする入口です。項目を増やしすぎず、目的に合わせて見直します。
リッチメニューは、見栄えを良くするためだけに置くものではありません。LINEを開いた人が、必要な情報へ進むための入口です。
店舗や小さな事業でLINE公式アカウントを使うと、予約、問い合わせ、営業時間、料金、アクセスなど、さまざまな情報を案内できます。ただ、項目を詰め込みすぎると、利用者はどこを押せばよいか迷います。
この記事では、リッチメニューを作る時に、何を優先し、どこへつなぎ、公開後に何を見直せばよいかを考えます。
リッチメニューは、LINEの中に置く小さなサービスページです。
最初に、LINEでしてほしい行動を一つ決める
リッチメニューを作る前に、LINEを開いた人へ最も案内したい行動を決めます。店舗なら予約、相談型のサービスなら問い合わせ、複数の商品があるならメニュー一覧かもしれません。
目的が決まると、一番大きく見せる項目も決めやすくなります。すべてを同じ大きさで並べるより、最も大切な入口を見つけやすくします。
項目は、利用者がよく探す順に考える
事業者が伝えたい情報と、利用者が探している情報は、同じとは限りません。新しいキャンペーンを目立たせたい時でも、予約方法や営業時間が見つからなければ不便です。
よく届く質問を振り返り、利用者が迷いやすい場所を見ます。予約、料金、メニュー、アクセス、よくある質問、相談窓口などから、必要なものを選びます。
ボタンを増やしすぎない
リッチメニューには複数の項目を置けますが、空いている場所をすべて埋める必要はありません。選択肢が多すぎると、重要な入口が埋もれます。
似た項目はまとめられないか、ほとんど使われない項目は別のページへ移せないかを考えます。最初は少なめに作り、利用状況を見ながら足します。
押した先のページまで確認する
ボタンの見た目が分かりやすくても、リンク先で迷えば予約や相談にはつながりません。スマートフォンで開いた時に、必要な情報がすぐ見えるかを確認します。
予約ボタンなら予約画面、アクセスなら地図、料金なら該当する説明へ直接つなぎます。トップページへ送って、そこから探してもらうより、目的の場所へ近づけます。
言葉は、短く具体的にする
小さなボタンの中では、長い説明は読みにくくなります。「詳しくはこちら」だけでなく、「予約する」「料金を見る」「アクセス」のように、押した後に何が起きるかを伝えます。
初めて利用する人向けの入口と、既に利用している人向けの入口を分ける方法もあります。ただし、言葉を増やしすぎず、見ただけで判断できる表現を選びます。
キャンペーンは、基本情報を隠さない
期間限定の案内を載せることもあります。その場合も、予約や問い合わせなど、普段から必要な入口を押し出さないようにします。
キャンペーンが終わったら、表示やリンクを戻します。古い案内が残ると、利用者を迷わせます。公開日と終了日をメモしておくと安心です。
公開後は、クリック数と問い合わせを見る
作って終わりではなく、どの項目が使われているかを確認します。クリック数が少ない項目は、本当に不要なのか、言葉が分かりにくいのか、位置が見つけにくいのかを考えます。
クリック数だけでなく、予約や問い合わせにつながったかも見ます。よく押されていても、リンク先で離脱しているなら、移動後の画面を見直します。
案内の役割を分ける
リッチメニューだけで、すべてを説明する必要はありません。友だち追加直後のメッセージでは、登録のお礼と最初に知ってほしいことを案内します。リッチメニューには、予約、料金、アクセスなど、後から何度も探す入口を残します。
店舗やサービスが複数ある場合も、すべての選択肢を詰め込むより、比較できる一覧ページへつなぐ方が分かりやすいことがあります。LINE内で完結させることより、次に何を選べばよいかが伝わることを優先します。
数字を見る前に、確認したい行動を決める
クリック数が増えても、予約や相談につながらなければ目的を達成したとは言えません。公開前に「予約ページへ進んだ数」「問い合わせが完了した数」など、今回の変更で確認したい行動を一つ決めます。
数字が少ない時は、メニューの位置だけを原因と決めつけません。案内する言葉、リンク先の内容、受付条件、時期なども影響します。一度に多くを変えず、一つ直して一定期間を比べると、次の判断がしやすくなります。
15分でできる見直し手順
1. よくある質問と、最も案内したい行動を一つずつ書く
2. スマートフォンで全ボタンを押し、目的の画面まで進む
3. 役割が重なる項目を一つ減らし、確認日を決める
確認日は、公開から二〜四週間後を目安にします。ただし、利用者が少ない場合は短期間の数字だけで良し悪しを決めず、問い合わせで聞かれた内容も一緒に残します。
リッチメニューの役割は、派手に見せることではありません。必要な人が、必要な情報へ迷わず進めるようにすることです。最初に行動を一つ決め、リンク先まで確かめ、反応を見ながら一つずつ直す。それが入口設計の基本です。
参考リソース
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